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Iran

イランの朝ごはんの主役はナンです。イランにはナンの種類がいくつかありますが、今回プレートに乗っているのは比較的厚みのある「バルバリ」。バジルやミントといったハーブをよく食べる習慣があり、ハーブやニラなどの生野菜をパニールという白いフレッシュチーズや生クリーム、そしてハチミツと一緒にナンに挟んで食べます。また野菜とハーブがたっぷり入ったオムレツ「ククサブジ」も朝ごはんによく食べます。朝ごはんの他にもイランの伝統的なドリンクやデザートなども多数ご用意しました。

イランはイスラム教の国なので、豚肉を食べないなどのイスラム教の戒律に沿った食習慣があります。さらに生産量が世界一のサフランやローズウォーター、そしてシナモンやディルといった食材がイランの食文化を特徴付けています。

かつてペルシャと呼ばれ、3世紀ごろのササン朝の時代より東西の文化が交わるシルクロードの中継地として栄えてきた国イラン。山岳地帯や砂漠地帯がある一方、はっきりとした四季があり豊かな穀倉地帯も広がる、変化に富んだ美しい国土です。そんなイランにはペルシャ料理とも呼ばれる独特の食文化が発展しました。

協力

イランイスラム共和国大使館

Nahid Nikzad

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