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Mongolia
家畜のミルクはそのまま飲まず、たくさんの種類の乳製品を作って保存します。搾りたてのミルクから作るクロテッドクリームのような濃厚なウルム。揚げドーナツのようなボルツォクにウルムをつけて食べるのが朝ごはんの一番のご馳走です。羊の骨付肉を塩茹でしたチャナサン・マフは夜ごはんの定番ですが、残った肉を無発酵の薄焼きパン、ガンビルと一緒に食べます。ソ連からもたらされたポテトサラダ、トムスニーサラートも朝ごはんの定番。またモンゴルではスープとお茶の区別があまりなく、モンゴル式のミルクティー、スーテーツァイにチーズやナンなどを浸して食べるのもモンゴル流の朝ごはん。朝ごはんの他にモンゴルの栄養満点の果実ジュースなどのドリンク、スープなどのサイドメニューやデザートも多数ご用意しました。
国土の5分の4が草原で日本の4倍の広さに300万人の人が住む、世界で最も人口密度の低い国モンゴル。ライフスタイルの基本に遊牧民の生活があります。移動式の住居ゲルに住み、本来は大地を傷つける野菜は作らず、夏は「赤い食べ物」とよばれる肉、冬は「白い食べ物」とよばれる乳製品を食べる家畜に頼った食文化がありました。のちに外国から小麦粉がもたらされて今のモンゴルの食文化が出来ました。さらに1924年に社会主義国として中国から独立した後はソ連の食文化が入り、野菜やマヨネーズを食べるようになりました。
協力
一般社団法人モンゴルセンター
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